謝られたら許さなくてはいけないと宗教の場で教説として言うなら
その意味は、霊的なこと柄を踏まえたものなのです。そうでなければ、宗教は、相手を対象とするものではないから、 道徳としての相互関係を説いていることになります。厳密に言えば間違いになります。霊的な事柄を踏まえたものなら、 因果応報の考え方もあり、許した方が良いとは言えます。しかし、宗教は、道徳を抜きにして存在できるものではありませんので、 一概に間違いとも言えません。要は何を視点として説いているか？なのです。その教えに付いて述べれば、 相手は道徳に関するものとして侘びても、自分は宗教の立場で判断することになるのです。

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謝る謝らないは道徳の問題で、許す許さないは宗教の問題なのです。
道徳には任意の義務がありますが、宗教には許す義務はないのだから、許さなくてはいけないとすることはできないのです。 ですから、許さなくてはいけないと、言っても良いのですが言えば言ったで、「お前がそう教えた」などの言い分が有り、 その言葉に責任が生じるのです。他人に対して責任が生じると云うことは道徳の次元なのです。事柄は道徳に属する問題ですので、 アドバイスは事柄を吟味した上で決めるべきことなのです。しかし、大体、道徳の場合は一度は宗教心をもって、 許した方がよいのです。その後の経緯、例えば叉同じことを繰り返すなどについては後のことです。

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許した場合、利害損得からすれば損をするようでも、神の目から見れば、
必ずしもそうではないと云う意味を踏まえて、許した方がよいと云うことなら問題はないでしょう。但し、自分の対象外のこと、 例えば犯罪とか？教義に関することはその限りではありません。立場を変えて説明すれば、即ち、自分が謝った場合、 相手が許すか？どうか？になります。許されなくても、名誉挽回をする道は残されているのです。許さなかった相手には、 逆転した場合、この世的には、傍弱な態度をとられても、苦情は言えなくなります。

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勿論、この世では他の力関係は有り、霊的には、ぼうじゃくな態度は
取れませんが、（真理を基とすれば、ぼうじゃくな態度は愛に反したもの）上位に位置したことになるのです。 だから許さないと損をするのです。ポイント稼ぎの論理ですが、宗教的なポイント稼ぎ は悪いことではなく、むしろ推奨すべきことであると思います。課題は宗教指導の一環としてしか、通用しないか？ 一般的にも通用するものか？です。

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結論を述べれば、許す許さないの問題は、宗教そのもの中では生じないのです。
意味がないのです。どうゆうことか？と言えば、許すと云う問題は、個人個人の悟りに関するものになります。 自己の向上としてもよいのですが、悟りを深めることと自己向上は同じものと見てよいでしょう。許す許さないは道徳としてしか、 存在し得ないのです。敢えて必要性を記せば、仲間や外部の人を問わず「お前は宗教をヤッテいるくせに何故許さないのか?」 などの言葉の対する対処論理になります。「何を言っているのか？知らないなら教えてあげるぞ！」と云うことです。 これも既に相互の関係問題なのです。

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宗教をヤッテいると称する人間が、宗教では許さなくてはいけない。との
意味を取り違えて、一般人に内容の如何に拘わらず「許さなくては行けない」などのお説教された場合は、 却っておかしくなるので付記しました。（そのような事態があれば、基本が教えられていないと云うことですので、 忠告の必要があれば、私の使命と理解していただいてもよい）宗教をヤッテいると称した人間がいるとして、そのような例が、 実際に起きるとすれば道徳の次元のものです。客観的立場から見れば宗教を知らない人間と言えるのです。

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文法に、第一人称第二人称第三人称とありますが、第何人称から見たことか？
が先に問われる必要が有るのです。ＧＬＡのことになりますが、現実に人称の取り違え（第三者に関することを勝手に自分が許して） 何回許しても同じことと云った、事態があったのではないのか？それを叉、幸福の科学が許すと云うことであれば、 くだらないことを行っているとしか言いようがないのです。叉、謝らないから許さないならばどのようにして解決できるのか？ 客観的立場から見れば、謝ったら許すことにしていたに違いないと思われるのです。願わくば他の宗教指導者は、 彼らの過ちを糧としていただきと思います。これも公開の目的の一つです。

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上記を前提として説明すれば、良心に従って行ったから神の責任であり
相手に侘びなくてもよいなどと、自分自身に言い聞かせても、良心の呵責からは逃れられないのです。自作自演では駄目んのです。 だから、内なる神に謝った上で、さらに対象に侘びれば、名誉挽回もし易くなり、（サッパリとした気持ちになれるから） 逆転の道も開けると云うのものが、私の霊概念の捉え方（思想）です。これは私の捉え方であって、 他にも捉え方は当然あると思います。

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以上については、「オレは、宗教などには関心もなく、良心の呵責も受ける
ようなことも行ってはいない。叉は、侘びなくても名誉挽回できる」と云う人には、何の意味もないものです。 宗教はあくまでも基本は、自分を対象とするものですので、（法律や道徳⇔相互関係がからんでいてもよい⇒大乗となるだけ） 事例は他から引用しておりますが、これは自分の思想を表明したものに過ぎないのですから、 関心のない人には何の参考にもならないのです。ですので、当ページに記すカルト宗教からみの事件に関係ある人といえども、 無視できる人は無視していただいて結構です。