問題解決を法律的に対処する場合、先に仕掛けた方(先に法律的な措置を
採った方)が負けるなどと云う構図が生じることは、何かおかしいものが存在すると考えてもよいと思います。その原因を突き止めいただかなくてはなりません。
行政として修正する場合や法律を改善する場合は、法務省や公安当局もしくは政治の仕事であって、民間はアドバイスや指摘などによる弊害が生じても、
責任は生じないものと思います。
軍事的な戦場では不用意な仕掛けは、敗戦につながる場合があるでしょう
経済でも設備投資などのタイミングを間違えれば、競争相手に負ける場合があると思います。しかし法律で争うということは、戦場で戦闘したり、
経済で争ったりすることとは意味が違うのです。法律は正邪を争う物差しであれば、先に仕掛けた方が負けたり、止むを得ない仕掛けのタイミングで、
勝敗の帰趨が変わるのではおかしいのです。しかもそのこと自体が、前もって当事者にも分かると云うことは何を
意味するのか考えていただきたいと思います。
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